一足早く、秋の京都に向かってきました。
旅行支援割が開始され、久しぶりに京都が賑わっている様子をみることができました。人気の寺社仏閣や大きな美術館は混んでいるだろうと思い、以前から行きたかった街中の小さな美術館に足を運びました。
何必館 京都現代美術館
何必館は、京都四条の商店街にある美術館です。北大路魯山人のコレクションが充実していて、生前、古美術の目利きでもあった俳優・樹木希林さんが足繁く通われた美術館としても有名です。
以前から向かいたかった美術館なので、今回、やっと向かうことができました。
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この美術館の創設者・梶川芳友さんが「何必館」という名前をつけた理由が美術館のサイトと館内に掲示されていた新聞に掲載されていました。
学問でも、芸術でも人は定説にしばられ自由を失ってしまう。
定説を「何ぞ必ずしも」と疑う自由な精神を持ち続けたいという願いから「何必館」と名づけた。
産経新聞 平成28.4.1より
「定説にしばられ自由を失ってしまう」という言葉は、特に、会社員になってから痛感します。
エリオット・アーウィット撮影の写真で拝見した梶川さんは、5階にある、半分野外の茶室「光庭」を背景に、とても満足されたような、静かな佇まいのご様子で意外でした。
写真撮影ができない美術館なので、webで探したリンクを。
ポプラ並木を行く自転車に乗ったおじいさん(?)とフランスパンを抱えて振り返る男の子が印象的な
ジャンプする犬がかわいい作品などがマグナムのサイトでまとまっていました。
街中とは思えない、静かな空間。
京都の混雑に疲れたときなどにも立ち寄っていただきたい空間です。