アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

歌川国貞展 錦絵に見る江戸の粋な仲間たち

今日は二子玉川駅付近にあると知りつつも、一度も訪れることのなかった静嘉堂文庫美術館に行ってきました。
なんと!ブロガー内覧会に当選したのです!! 

 歌川国貞展 錦絵に見る江戸の粋な仲間たちという展覧会で、あの歌川広重東洲斎写楽よりもはるかに長い50年以上、第一線で活躍された絵師・歌川国貞の8年ぶりの錦絵の展覧会だそうです。

展覧会会期は、2018年1月20日から3月25日までです

恥ずかしながら私は、国貞の名前すら知らず、1万点以上の錦絵を作品を出されてることを知り、驚きました!!!

トークショーのメンバーもとても豪華でした。

『歌川国貞』展トークショー(於:地下講堂)
館長挨拶 静嘉堂文庫美術館 館長 河野 元昭
トークショー
ゲスト 太田記念美術館 主席学芸員 日野原 健司氏
出 席 静嘉堂文庫 主任司書 成澤 麻子
    ナビゲーター 青い日記帳 Tak
 
主任司書の成澤さんの「近所のお姉さん、女の子に会いに行くような気持ちで見てくださいね」「芸術作品なんて構えないでくださいね」と、国貞が描いた江戸庶民の暮らしを強調されてました。
今様化粧鏡はまさに、そんな、女性の日常を描いた錦絵で、お化粧を失敗した女性の表情は「あるある!」という感じで、笑ってしまいました。

静嘉堂文庫美術館が所蔵されている国貞の作品はなんと4000点あまり。

このような数の収集ができるのは、天下の財閥だった三菱、そう、岩崎家の岩﨑彌之助氏のコレクションだからです。

ただ、、、びっくりすることに、岩崎家の女性が錦絵のファッションに興味を持たれ、錦絵を本にしてしまったようで、展示しづらい、という難点が。
物によっては、上下が切断されてしまっていたり(ええっ!)

ただ、今回の演者のお一人、太田記念美術館の主席学芸員の日野原健司先生によると、「本にしていたので、日が当たらず、退色が少ない」とのことで、皮肉なものです。