最終日でしたが、松屋銀座の「誕生80周年 トムとジェリー カートゥンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」展に行ってきました。
トムとジェリーはもちろんですが、展覧会のタイトルに入っているハンナさんとバーベラさんが今回の主役です。
松屋銀座の展覧会は、友の会カードで何度でも鑑賞できる
松屋銀座好きの私は、友の会に入っているので、松屋銀座で開催される展覧会には、いつでも何度でも入れます。友の会カードに入会してる理由は、友人たちの寿、出産ラッシュの際、お祝いの品は松屋銀座と決めていたから、という、単純な理由です(汗
誕生80年 トムとジェリー カートゥンの天才コンビ ハンナ=バーベラ展とは
今日は最終日でしたが、「誕生80年 トムとジェリー カートゥンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」展に行ってきました。
なんと、世界初の貴重な資料の展覧会だったそうです。ワーナー・ブラザーズ・アーカイブの協力で、原画250点が展示されてました!
▼会場で購入を迷った図録、アマゾンで購入できるのか。。。悩む。
トムとジェリーの原作者は生涯、仲違いしなかった
トムとジェリーは子供の頃にテレビでよく観ていましたが、作者が誰かも知りませんでした。今回、1940年からウィリアム=ハンナさん(1910.7.14-2001.3.22)とジョセフ=バーベラさん(1911.3.242006.12.18)が、60年もの間、仲違いもせず、携われていたことを知り、感動しました。
▼原画や映像は、撮影不可でしたが(当然)、立体のトムとジェリーは撮影OKでした。かわいい。
トムとジェリーは、アカデミー賞常連
ワーナー公式サイトによると、トムとジェリーはアカデミー賞を7回も受賞しているそうです。すごい!
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『チキチキマシン猛レース』や『原始家族フリントストーン』も同じ作者!
私の両親世代が夢中になった『チキチキマシン猛レース』も同じ作者であることに驚きました。
日本語版にするにあたり、英語版では簡潔なセリフだったところを、キャラクターが日本人に見えるよう、「あえて吹き替えのセリフを長くした」そうです。
▼私は原作者の名前すら知りませんでしたが、原作者に敬意を評した主題歌CDも販売されてるのですね。
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『原始家族フリントストーン』は、再々放送くらいを学校帰りに観ていましたが、原始人なのにネクタイをしていたり、会社に行ってる設定が、子供ながらに面白かったです。
会社や原画を描くひとが変わっても、ハンナ=バーベラの意思は引き継がれている
株式会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)の短編映画の打ち切りに伴い、ハンナ=バーベラ・プロダクション、そして、ターナー、現在のワーナー・ブラザーズ、と会社も変わり、アニメーターも変わっているにも関わらず、原作者のハンナさんとバーベラさんの意思は継がれており、現在の担当者(お名前を失念、、、)の方が映像で、「ハンナとバーベラが好きだったので、話しかけたけど、まさか自分がトムとジェリーを描くことになるとは」と言いつつも、描きたくてプレゼンした話、「チーズを取ろうとするジェリー」の原画を作成する様子まで見せてくださってる動画は必見です!
また、展覧会場の壁には、現在の担当アニメーターが直筆でトムとブルドックのスパイクの絵を描いてくれているので、お見逃しなく(見逃してるひと、多数で、勿体無かったです)。現在は、オールデジタルで2014年から新たなシリーズが生み出されてるそうで、そちらの映像も、200度くらいの楕円形のスクリーンに映し出されていて、背景まで美しかったです。
まとめ
『トムとジェリー』はアカデミー賞を7回も受賞したすごい作品。その影には、ハンナさんとバーベラさんの長年に渡る強い絆がありました。また、そんなハンナさんとバーベラさんに憧れるひとたちが引き継ぎ、色々な会社に変わっても、作風は変わらず、温かい作品となっているのです。
展覧会の壁に描いてある、現在の作者直筆のトムとスパイクは、見逃さないでください〜!