やっと、「古書ギャラリー月」さんに足を運ぶことができたMooiです。開催中の小池結衣メゾチント個展「月世 tsukiyo」に伺うことができました。版画の中の優しい世界を求めに、時間予約制ですが、各地からお客さんがいらっしゃってるそうです。
古書ギャラリー月さんとは?
古書ギャラリー月を営まれるのは、生粋の江戸っ子のご夫妻。旧ブリヂストン美術館のカフェ・ジョルジュエット→京橋のカフェしずくさんを経て、この夏に、ご自宅のある月島にギャラリーを開店してくださいました。オーナーご夫妻の好きな作家さん達の作品を紹介してくださいます。
▼江戸っ子ご夫妻の「古書ギャラリー 月」は、時間予約制(一度に1組)なので、ゆったりと作品を楽しむことができます。
さすが長年、美術館併設のカフェを営まれたご夫妻。ウイルス対策もばっちりです!
古書ギャラリー月では、室温18〜20度、湿度50~55%、空気環境基準に基づいた環境でお客様をお迎えしております。
お車のお客様は目の前にコインパーキングがございます。@koshotsuki pic.twitter.com/gLokS7GWhi — (旧)しずく shizuku 429カフェ (@cafe429shizuku) 2020年11月14日
展覧会概要
小池結衣メゾチント個展
「月世tsukiyo」
会期:2020年11月12日(木)〜23日(月・祝)
休廊日:17日(火)、18日(水)
営業時間:13時〜19時
完全予約制です。
東京での個展のお知らせです。
小池結衣個展 「月世 tsukiyo」 11月12日(木)~23日(月) 17日(火)、18日(水)休廊 13:00~19:00 完全予約制 古書ギャラリー月 @kosyotsukihttps://t.co/DTNQMp3PgM — 小池結衣 (@koikeyuimezzo) 2020年9月13日
▼メゾチントの作品は、私のiPhoneのカメラでは全く表現できません。是非、実物をご覧担っていただきたいです。本当に素敵な世界なんです。小池結衣個展「月世 tsukiyo」 11月12日(木)~23日(月•祝) 17日(火)、18日(水) 休廊 13時〜19時 完全予約制
11月5日12時よりDM、Eメールにてご予約を開始いたします。 kosho.tsuki@gmail.com ご来廊ご希望日時、人数をお知らせください。 よろしくお願い申し上げます。#小池結衣#メゾチント#月 pic.twitter.com/SzWynebvjT — 古書ギャラリー月 (@koshotsuki) 2020年10月14日
最近も悩みが多い私なので、作品の世界に現実逃避したくなりました。
オンライン展覧会も始まりました!
11月16日からオンライン展覧会も始めてくださり、遠方や体調などで足を運べない方々も楽しめるよう、ご配慮くださっています。もちろん、お写真も私の撮影した、だめだめな写真と違って、作品の世界観が伝わってくる写真になっています!小池結衣メゾチント個展 「月世 tsukiyo」
只今、オンライン展示開始いたしました。#小池結衣#オンライン展示#古書ギャラリー月#月https://t.co/uiFqzcF29H — 古書ギャラリー月 (@koshotsuki) 2020年11月16日
2階にあるご夫妻の蒐集品の展示スペースが本当に素敵!
2階には、祖父母宅を思い出すような和室。こちらは、ご夫妻が趣味で蒐集された作品が仲良く、新しい世界を作っています。作品たちも嬉しそうです。カフェジョルジュエット時代、カフェしずくさん時代にも感じましたが、本当の蒐集家の方は、作品が喜ぶような場所に置いてあげることができるんですよね。
私がこんなに作品を蒐集したら、間違いなく部屋で雪崩を起こします。
▼所狭しと本棚に並ぶ作品たち。
特に、金井一郎さんの作品はたくさん並ぶと街並みのようです。
▼金井一郎さんの作品とギャラリー月のお母さんの世界観が融合して、より素敵な世界が作られています。
▼道草さんの苔は、なんと!道草さん自らお手入れに来てくださるとか。
道草さん、今週、BS朝日に登場されるようなので、是非ご覧になってください。苔の世界、宇宙並みに広いです。
▼1階にあるお母さんの好きな月や星を扱った作品の数々が本当に綺麗です。【TV出演のお知らせ!】 11月16日~19日<4日間>BS朝日の「アーシストCafe緑のコトノハ」に出演します。 16日 17:56~18:00 17~19日 19:54~20:00 一回あたりは短い番組ですが、4日間でコケとテラリウムの魅力をいろいろとお話する予定です。https://t.co/YXhBgWgQTG
— 道草 michikusa 11月16-19日緑のコトノハ出演 (@warannahito) 2020年11月14日
▼私は、このギャラリー月のお母さんの心意気が大好きで、憧れの女性のおひとりです。江戸っ子は強くて優しい。
月や星は美しくて大好きだけど占いは全く信じません。
鉱石も美しいと思うけどパワーストーンとして身に付ける感性は持っていません。 ただ、人や物との出会いはご縁と思い、悪い行いにはバチが当たると信じています。 上手く行かない時、運勢や人のせいにしないのがわたし流。 人生に無駄は無し。 pic.twitter.com/YgRr4gF402 — (旧)しずく shizuku 429カフェ (@cafe429shizuku) 2018年4月11日
今では貴重な東京のお話が聞けます!
作家さんにも愛される江戸っ子ご夫妻の元には勝手に作品がやってくることも(笑)
床の間の月は内林武史さんの作品。オーナーご夫妻が月をご購入されて設置された写真を見て、作家さんご本人が「月があるなら《星の町》も置かなくちゃ。」と自ら持参されて設置されたそうです。
▼床の間が 月を中心とした《星の街》になっています。あかりが灯く前も素敵です。
内林武史さん、今回のコロナ禍を鑑みて、安全第一で11-12月の展覧会を中止にされていますが、古書ギャラリー月さんでは、作品に出会うことができます。
▼オンライン展覧会には参加してくださるようなので、そちらも見逃せません。 hikidashi.garag.net【2020年の個展中止について】 詳細をブログにまとめました。
毎年開催してきた個展ですが、人々の不安が蔓延する今年は開催を取り止めました。https://t.co/MHogSf4q9e — 内林武史 / Takeshi Uchibayashi (Art, Object) (@garag_takeshi) 2020年11月13日
都内に親戚がいなくなった今、古書ギャラリー月さんは、親戚のお家のよう。
Mooiの祖父母は人形町で理容師、髪結いを営んでいて、子供の頃、週末は祖父母宅に泊まっていました。祖父母が店を閉めたのは、もうだいぶ前ですが、90代まで現役でいてくれたので、大人になっても人形町には祖父母がいる安心感がありました。今でもたまに人形町に足を運ぶものの、マンションが増え、下町情緒のなくなる人形町を見るのは少し寂しい。
そんな中、古書ギャラリー月さんにおじゃまし、しっかり換気、加湿された安心な空間で、作家さんたちのお話、下町の話を中心に、おしゃべりを楽しませていただきました。帰る際、玄関まで笑顔で見送ってくださるお二人。まるで長年のご近所さんや親戚の家から帰るような気持ちになりました。心温まる時間をありがとうございます。