アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

明治150周年記念 華ひらく皇室文化-明治宮廷を彩る技と美- 学習院史料館(2019年5月18日まで!)

A1理論さん(@A1riron)と学習院史料館に行ってきました。 A1さん、明治時代が好きなんですって(実際、年号まで覚えていて、さすがやわ、と思った)。

展覧会について

学習院史料館で今開催中の展示は、明治の皇室文化を中心としつつ、現在の皇室のお品も展示しています。

「明治150周年記念 華ひらく皇室文化-明治宮廷を彩る技と美-」

開催日時:2019年3月20日(水)~5月18日(土)
月~土 10:00~17:00〔閉 室 日〕日曜・祝日、5月1日(水)
開催場所:学習院大学史料館展示室(学習院大学 北2号館1階)

*入場無料

 

学習院大学目白駅とほぼ直結

学習院大学ってどこ?と思ってる方が多いと思います。JR山手線目白駅にあります。しかもなんと!学習院大学西門は、目白駅から小さな横断歩道を渡るだけ!徒歩1分です。

学習院大学史料館(北2号館1階)は、西門から徒歩3分ほどになりますが、迷いそうな方は、守衛さんに伺いましょう。

学習院大学西門 展示室が不明な方は、守衛さんにお尋ねしましょう。

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学習院大学の学食は安くておいしい

学習院大学の学食は、よっぽどの混雑時以外は、一般人も利用できます。

史料館に行く前に腹ごしらなどに寄って、学生気分を味わうのも良いかも?

自分が在籍していた頃より、席が少なくなっていたので、少子化の影響なのかな、、、と思ってしまいましたが、変わらず、美味しかったです。満足〜。
 

▼上が私が食べた鶏のどんぶり(380円)、下がA1さんの召し上がった定食(500+大盛り券50円)

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展覧会会場は北2号館にあります

学習院大学史料館本部と、展覧会会場は別の建物になっています。

北2号館1階が展示会場なので、お間違いなく。

www.gakushuin.ac.jp

永久保存版!天皇陛下の研究員時代のお写真(白衣姿も!)が掲載のミュージアム・レターをいただける

学習院史料館は入場料無料な上、入り口で、列品一覧とともに、「ミュージアム・レターNo.40」をいただけます。

このレター、素晴らしいんです。学習院史料館の客員研究員でいらっしゃる天皇陛下のお写真が!私たちが拝見することのない、研究員として働かれる天皇陛下のお写真が掲載されています。特に白衣姿は、貴重ではないでしょうか。白衣もとってもお似合いで、こんな頼り甲斐がありそうで、優しそうなお医者さんがいらっしゃったらなあ、と妄想してしまいました。

話は逸れましたが、展覧会の内容が盛りだくさんなので、機会がありましたら、ぜひご覧になっていただきたいレターです。

天皇陛下ゆかりのボンボニエールがなんと、天皇陛下のご解説で楽しめます!

先日のブログでも紹介させていただきましたが、天皇陛下ゆかりのボンボニエールが展示されています。

皇族の方は、4歳になると、「着袴の儀」というお祝いの儀式を行うそうなのですが、現在の天皇陛下の「着袴の儀」のお祝いの引き出物のボンボニエールは碁盤を形どったもの、敬宮愛子様の「着袴の儀」のボンボニエール、ご成婚の際のボンボニエールも一緒に展示されていました。

天皇陛下の碁盤を型どったボンボニエールには、当時の思い出を寄せてくださっています。無断転載できないので、こちらのネットニュースの記事をご覧になってください。

www.excite.co.jp

 天皇陛下は皇太子時代にオックスフォードに2年間留学された記録をエッセーとして出版されているのですが、とても読みやすい文章で、解説もとてもわかりやすくて頭にスッと入るような文章でした。

mooi-desu.com

また、史料館では撮影禁止でしたが、先日、自由が丘の古民家カフェ「古桑庵」に展示されていた、昭和天皇即位の際のボンボニエールも展示されていました!

50個以上のボンボニエールが展示されているので、一気にボンボニエールファンになる方もいらっしゃるかも!?

公式図録はすでに売り切れですが、ボンボニエールの本は販売されていました。

 

ボンボニエールと近代皇室文化: 掌上の雅

ボンボニエールと近代皇室文化: 掌上の雅

 

 

皇室のボンボニエール 増補新版

皇室のボンボニエール 増補新版

 

  

昭和天皇即位の際のボンボニエール(「古桑庵」にて撮影)

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mooi-desu.com

皇室の女性の哀しい人生も

明治時代の昭憲皇太后のお写真が3枚展示されています。昭憲皇太后が美しいだけでなく、洋装や洋風文化を積極的に取り入れ、日本の文明開化を促進された方でいらっしゃることは、先日のブログでも書かせていただきました。

mooi-desu.com

今回、入り口に撮影許可コーナーがありました。こちらの可愛らしい女性は、山階宮菊麿王妃範子様。英語、楽器、絵画にも優れた才能をお持ちだったそうなのですが、3人目のお子さんを出産後、ご体調を崩され、わずか22歳で薨去されたそうです。

この話を読んで、私もショックでしたが、ご家族思いのA1さんはとてもショックを受けられ、何度も範子様のお写真を見つめてらっしゃいました。出産て、やっぱり、命がけなのだな、と感じてしまいました。

今回は範子様の《大礼服生地》と《羽扇子》が展示されています。

山階宮菊麿王妃範子様と明治御殿(戦時中、焼けて、現存せず)

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 また、そのお隣には、房子内親王のお写真も。そちらも解説を読んで哀しくなりました。フランスで夫である北白川宮永久王と馬車でご移動の際、事故に遭われ、夫は死去、ご自身は大怪我。続いて、ご子息も中国で事故死。私もA1さんも改めて家族健康でいることのありがたさを思わずにはいられませんでした。

有栖川宮家の書や明治の名工たちの皿も

 入り口付近には、人物や鳥が細かく描かれた伊万里のお皿、中央には、晩餐会のテーブルセット、また、有栖川宮家の書もありました。明治政府の指針を示した「五箇条の御誓文」の清書を書かれたのは、有栖川宮家だそうです。初めて見る書でしたが、素人の私が見ても、貫禄や迫力があるハネ、払い、でした。

皇室関連の展覧会

ほとんどの皇室関連の展覧会は会期を終了していますが、学習院大学史料館は5月18日(土)まで、共立女子大学博物館は5月20日(月)まで、三の丸肖像館は6月30日(日)まで開催です。

www.kunaicho.go.jp

www.kyoritsu-wu.ac.jp

まとめ(感想?)

学習院大学は駅から近いので、学習院史料館は、想像よりもアクセスが良く、入場無料です。また、天皇陛下の白衣姿も掲載されているミュージアム・ニュースレターをいただけ、いくつかの解説は天皇陛下がご提供くださってます。

皇室の明るい面だけでなく、大変な人生を歩まれた皇室の女性も紹介してくださってます。女性を全面に出されてる点は、もしかしたら、新しい時代を意識してくださってるのかも?と感じました。

一番多いのはボンボニエールですが、全て形が違うので、飽きずに眺めていられますよ〜。