アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

モネの家と睡蓮の池〜ジヴェルニーに行ってみた(その2)

モネの家、庭、そして睡蓮の庭で有名なジヴェルニー。でも、それだけではないんです。素敵な美術館やモネのお墓(バスの時間で行けず。。)などもあるんです。

ジヴェルニーはモネの家と睡蓮だけではありませんよ〜

モネの家と睡蓮の池を見て、感動して帰って行く団体客を横目に、ドラクエ I 的な旅人の私は美術館へ寄ってみました。

その名も「ジヴェルニー印象派美術館」!なんてストレートな名前!

2009年に創設されたそうで、今年で10周年とのことで、新しい美術館でした。

▼ジヴェルニー印象派美術館

giverny.org

日本人の作品が美術館10周年記念のコーナーにも展示されてました(2019年11月11日まで)!

 当コレクションの反映である特別展、『コレクションの10年間』では、ジョン・レスリー・ブレック、モーリス・ドニ、ギュスターヴ・カイユボットなど、クロード・モネと同時代の印象派の画家たちの作品と共に、日本画およびノルマンディー地方の風景写真もご紹介します。

オルセー美術館では名作《床削り》に出会えませんでしたが、ここでは、カイユボットの《デイジー》が。

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▼《床削り》については、旧ブリヂストン美術館のサイトにも。松方幸次郎さんもすてきだけど、石橋正二郎さんも素敵だ。

caillebotte.hatenablog.com

 

▼お膝元だけに《睡蓮》も。

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日本画家・平松礼二さんの作品が2作品も!

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平松礼二さん、初めて知りましたが、川端龍子の青龍社に参加していた画家・横山操画の影響を受けてらっしゃるんですね。モネの絵をオマージュした作品を寄贈されてるようです。

▼確かにモネの絵からは東洋っぽさも感じる。

www.mugendai-web.jp


モネとオービュルタン展では、同じ場所で描いた作品も。


「モネとオービュルタン」展が開催されていました(2019年7月14日で終了)。

オービュルタン、この方も初めて知りました(基本、初めて尽くし)。

▼写真だとモネとそっくりに見えるんですけど。。。

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 ▼モネの師匠ブーダンを知ることができて、今回の旅行でもブーダンの作品に注目することができました。

もっと知りたいモネ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいモネ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

 

 

▼現地でiPhoneで見たところ、日本語の説明もありました。オービュルタンはモネと同時期の画家で、モネが絵に描いた場所を追って描いたようです。

www.mdig.fr

10周年を記念してジヴェルニー印象派美術館は、同時代の象徴的な画家ジャン=フランシス・オービュルタンと対比させながら、クロード・モネの作品を展示します。
パリで展示されていたモネの作品を見たオービュルタンは、その師の足跡をたどることを選びました。ベル=イルからエトルタ、プールヴィルやヴァランジュヴィル、プロヴァンス地方まで、彼は飽きることなく訪れる地の美しさを描きました。オービュルタンの重要な絵画やデッサン、最もよく知られたモネの作品のいくつかを集めたこの展覧会では、同じ風景を描いた2人の画家の異なる視点をご鑑賞いただけます。

確かに、同じ場所で描いてる!モネの方が早起きか!?

▼モネ

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▼オービュルタン

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▼モネの描いた海。日本海に見えてしまうものも多い(個人の感想です)。

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▼オービュルタンの描く海の方が少し優しく見える?

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▼ 壁紙の色も落ち着いていて、外の強い日差しに疲れた体が癒されました。

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 ▼美術館の壁の色にもこだわりが。

とにかく文章に勢いがあって、美術について何も知らない私でもあっという間に読めた奇跡の本(だと思ってる)。

 

ジヴェルニー印象派美術館は新しくて、子供が遊べる場所もある、今時の美術館 

まだ10年しか経過していないので、館内はまだ木の香りがしました。

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▼子供が作品を学んだり、遊べるスペースもありましたが、色合いもとってもかわいかったです。

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ジヴェルニーに来たら、モネのお墓もぜひ!

francetravelplanner.com

残念ながらバスの時間が迫ってしまい、私は行けなかったのですが、モネのお墓参りにもぜひ。モネのお家から徒歩20分は見た方がよさそうです(バスが少ないので、気をつけてくださいね)。白くて可愛い十字架のお墓のようです。