モネの家、庭、そして睡蓮の庭で有名なジヴェルニー。でも、それだけではないんです。素敵な美術館やモネのお墓(バスの時間で行けず。。)などもあるんです。
ジヴェルニーはモネの家と睡蓮だけではありませんよ〜
モネの家と睡蓮の池を見て、感動して帰って行く団体客を横目に、ドラクエ I 的な旅人の私は美術館へ寄ってみました。
その名も「ジヴェルニー印象派美術館」!なんてストレートな名前!
2009年に創設されたそうで、今年で10周年とのことで、新しい美術館でした。
▼ジヴェルニー印象派美術館
日本人の作品が美術館10周年記念のコーナーにも展示されてました(2019年11月11日まで)!
当コレクションの反映である特別展、『コレクションの10年間』では、ジョン・レスリー・ブレック、モーリス・ドニ、ギュスターヴ・カイユボットなど、クロード・モネと同時代の印象派の画家たちの作品と共に、日本画およびノルマンディー地方の風景写真もご紹介します。
▼オルセー美術館では名作《床削り》に出会えませんでしたが、ここでは、カイユボットの《デイジー》が。
▼《床削り》については、旧ブリヂストン美術館のサイトにも。松方幸次郎さんもすてきだけど、石橋正二郎さんも素敵だ。
▼お膝元だけに《睡蓮》も。
平松礼二さん、初めて知りましたが、川端龍子の青龍社に参加していた画家・横山操画の影響を受けてらっしゃるんですね。モネの絵をオマージュした作品を寄贈されてるようです。
▼確かにモネの絵からは東洋っぽさも感じる。
モネとオービュルタン展では、同じ場所で描いた作品も。
「モネとオービュルタン」展が開催されていました(2019年7月14日で終了)。
オービュルタン、この方も初めて知りました(基本、初めて尽くし)。
▼写真だとモネとそっくりに見えるんですけど。。。
▼モネの師匠ブーダンを知ることができて、今回の旅行でもブーダンの作品に注目することができました。
もっと知りたいモネ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
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▼現地でiPhoneで見たところ、日本語の説明もありました。オービュルタンはモネと同時期の画家で、モネが絵に描いた場所を追って描いたようです。
10周年を記念してジヴェルニー印象派美術館は、同時代の象徴的な画家ジャン=フランシス・オービュルタンと対比させながら、クロード・モネの作品を展示します。
パリで展示されていたモネの作品を見たオービュルタンは、その師の足跡をたどることを選びました。ベル=イルからエトルタ、プールヴィルやヴァランジュヴィル、プロヴァンス地方まで、彼は飽きることなく訪れる地の美しさを描きました。オービュルタンの重要な絵画やデッサン、最もよく知られたモネの作品のいくつかを集めたこの展覧会では、同じ風景を描いた2人の画家の異なる視点をご鑑賞いただけます。
確かに、同じ場所で描いてる!モネの方が早起きか!?
▼モネ
▼オービュルタン
▼モネの描いた海。日本海に見えてしまうものも多い(個人の感想です)。
▼オービュルタンの描く海の方が少し優しく見える?
▼ 壁紙の色も落ち着いていて、外の強い日差しに疲れた体が癒されました。
▼美術館の壁の色にもこだわりが。
とにかく文章に勢いがあって、美術について何も知らない私でもあっという間に読めた奇跡の本(だと思ってる)。
ジヴェルニー印象派美術館は新しくて、子供が遊べる場所もある、今時の美術館
まだ10年しか経過していないので、館内はまだ木の香りがしました。
▼子供が作品を学んだり、遊べるスペースもありましたが、色合いもとってもかわいかったです。
ジヴェルニーに来たら、モネのお墓もぜひ!
残念ながらバスの時間が迫ってしまい、私は行けなかったのですが、モネのお墓参りにもぜひ。モネのお家から徒歩20分は見た方がよさそうです(バスが少ないので、気をつけてくださいね)。白くて可愛い十字架のお墓のようです。