松屋銀座をこよなく愛し、友の会会員になっているので、展覧会にも入り放題なのですが、夏は特に人気のある展覧会が目白押しです。
萩尾望都さんの「ポーの一族」展(8/6までで終了)は、熱中症もどきで行けなかったので、本命のちびまる子ちゃん展には行って来ました!
会期:2019年8月8日(木)~8月26日(月) ※会期中は無休
開催時間:午前10時~午後8時 ※入場は閉場の30分前まで
12日(振・月)、18日(日)、25日(日)は午後7時30分閉場、最終日は午後5時閉場
入場料金:一般1,000円、高校生700円、小中学生500円
昭和の家庭を描いたほのぼの漫画
1986年に少女漫画雑誌の「りぼん」に連載を開始した「ちびまる子ちゃん」。
▼懐かしい第一巻!! 今と少しだけまるちゃんが違うの、わかります?
サザエさんと並ぶ、「古き良き昭和の家庭」を代表する漫画として、アニメ化する前から親しんできた漫画のひとつ。
「りぼん」に連載している漫画のほとんどが恋愛ものだったので、ギャグ漫画的要素も入っている、さくらももこさんの「ちびまる子ちゃん」と岡田あーみんさんの「お父さんは心配性」は、異色の存在でした。私の周りは恋愛よりもお笑い、という子が多かったので、小学生の間も貸し借りをしたのは、「ちびまる子ちゃん」と「お父さんは心配性」が多買った記憶が。
▼「お父さんは心配性」も何度となく笑わせてもらった漫画。たった6巻なのか。。。買ってしまいそうで怖い。
お父さんは心配症 全6巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)
- 作者: 岡田あーみん
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: コミック
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そんなちびまる子ちゃんがアニメ化したのは、1990年。そう!来年で30周年!
お祝いが目的で企画された展覧会だったはずです。。。
作者のさくらももこさんは残念ながら昨年、ご逝去
みなさんご存知の通り、作者のさくらももこさんは、2018年8月15日に乳がんのため、53歳の若さでご逝去されました。
ご存命でしたら、今回の展覧会初日にもご来場くださって、会場のどこかにまるちゃんを描いてくださったかもしれません。
書きながらも涙が出てきましたが、展覧会入り口の「さくらももこからみんなへありがとう」を読み、別の意味になってしまい、悲しくなりました。
▼松屋銀座のサイトはプレビューに画像が映らないのが残念。
▼ちびまる子ちゃんオフィシャルサイト(があるのを初めて知った)では、まるちゃんと写真撮影できる情報なども掲載しています。
8/12(祝)11:00~、14:30~、16:00~
原画、セル画がたくさん。一瞬の筆の迷いもない原画は必見。
今回の展覧会の素晴らしいところは、原画、セル画がたくさん展示されているところです。
さくらももこさんがささっと描かれた素描もたくさん展示されています。
最初の頃は、ちびまる子ちゃんの鉛筆での原画には、描き直した跡があるのですが、回を重ねるごとに、描き直しがほとんど見られなくなります。
特に「一瞬の迷いもなし」、という雰囲気の登場人物たちひとりひとりを描いた色紙は圧巻です。
可愛い絵なのに、圧倒されました。
さくらももこさんて、やっぱりすごいひとだったんだ、と再確認できました。
最後には笑いに
入り口では涙ぐんでいた私でしたが、会場では、ちびまる子ちゃんのセル画に見入ってしまい、名作と言われてる、まるちゃんとたまちゃんの友情のアニメには、感動の涙に変わりました。
▼まるちゃんとたまちゃんの友情は永遠ですね。
最後の方は、まるちゃんとお姉ちゃんの掛け合いに、声を出して笑っていました。笑っている間は、昔の実家の居間にいるような錯覚に陥ったほど、ちびまる子ちゃん=日曜日に自宅で観るアニメだったことを痛感しました。
主題歌を歌った歴代の歌手もすごい
主題歌のB.B.クイーン(その後、たくさんの方が歌ったけど)の「おどるポンポコリン」。
残念ながら、昨年、ご逝去された西城秀樹さんが歌われた「走れ正直者」。
主題歌を歌われた歴代歌手の名前には、植木等、桑田佳祐、渡辺満里奈、カヒミ・カリィ、E-girls、ゴールデンボンバー、現在のももいろクローバーZまで。
多岐に渡るジャンルの有名な方が歌われて来たことも再確認できました。
最高視聴率視聴率39.9%!
ちなみに、アニメのちびまる子ちゃんの最高視聴率は39.9%だそうです。
びっくり!!そんなに国民的アニメだったんだ〜。漫画時代から読んでいた世代なので、全く気づかず。
ちびまる子ちゃんのストーリーの素晴らしいところのひとつは、爆笑できるストーリーばかりでなく、同級生の永沢君の自宅が火事で全焼し、永沢君が火に対してトラウマを持ってしまった様子をリアルに描写するなど、ギャグ漫画の枠にとどまらないところかもしれません。
さくらももこさんのプライベート作品も
また、展覧会では、さくらももこさんがプライベートで作ったトイレの表札、サプリメントの缶のラベル、市販の手鏡にマジックペンで直接描いたまるちゃん、など、珍しい作品もご覧になれます。これはファン必見です!
撮影OK なエリアも
こちらの展覧会は基本的に撮影禁止ですが、出口付近のジオラマとまるちゃんのフィギュア付近(一緒に撮影できます)は撮影可能なので、ぜひスマホやカメラを持参して向かってください。
オリジナルグッズはじめ、グッズがたくさんなので、ファンの方はぜひ!
会場には、たくさんのオリジナルグッズがありました!
▼会場限定の図録やバッグが注目されていますが、このクロスは、なんと260円でかなりお得です!まるちゃんとコジコジが一緒なんて、珍しいです♬
▼いとこの奥さんと娘さんに。
この巾着、どちらも発色がきれいでした。今度は自分用にも買おうかな(欲しくなってきた!)
おすすめの入場時間は18時以降
夏休みということもあり、日中は会場だけでなく、グッズのレジ待ちでかなりの時間がかかるそうです。
私は8月10日(土)の18時40分頃、入場しましたが、空いてました!
お子さん連れは17時以降、ご帰宅されるのだと思います。
平日夜は特におすすめだと思います。
併設カフェも!
残念ながら、閉店してしまっていて行けませんでしたが、ちびまる子ちゃんコラボカフェもあるようなので、混雑しているようですが、時間を見計らってぜひ。
さくらももこさん、ありがとうございます
さくらももこさん、素敵な漫画やイラスト、そしてエッセーをありがとうございます。天国では西城秀樹さんやお姉ちゃん役の水谷優子さんとのんびりなさってください。改めてご冥福をお祈り致します。
▼ちびまる子ちゃんオフィシャルサイトには、今後のイベントもたくさん掲載されています。さくらももこさんはご逝去されましたが、今後もまるちゃんたちは、私たちと永遠に一緒です!