転職をした。
▼転職前の旅行で行ったオランダのクレラー・ミュラー美術館で見た、ゴッホ《種をまく人》(1888年)
オランダにいた時も感じたけど、ゴッホの絵には働いてるひと(農業や郵便配達人、道路工事をするひとなど)が多くて、なんとなく元気をもらう。
私のいる業界は比較的、転職の多い業界とはいえ、自分の転職回数は多すぎると思う。。。
ただ、転職を重ねることで、仕事は何とかなる、ということは学べた気がする。
ということで、ひとりごとだけど、備忘録を作成しておく。
とりあえず、暗くなりすぎない
一番辛かったのは、帰国して無職になったとき。日本の企業に勤務しておらず、海外の研究所にいたので、失業保険など出るはずもなく、本当に無職で無収入。しかも、当時、父親は癌の治療中(現在も治療中)。2ヶ月ほどは家にいて、その後、妹からの助言「せっかくだから、やったことない仕事をしてみたら?レジとか。」ということで、スーパーのレジバイトに。
その時の給与明細は、少額だったけれど、多分、人生で一番嬉しい給与だったと思う。今でもとっておいてある(正社員のときは給与明細を見ない時期もあったのに)。
その時に比べると、とりあえず民間企業に勤務して、受給条件に該当すれば、失業手当が給付されると知ってるだけでも、気持ちが軽い。若い頃よりは少しは蓄えもあるし。
とりあえず、こんな風にポジティブに考えることから始める。こんな風に考えられるようになったのも、色々なことがあり、転職せざるを得ないことが多かったからである。必要は発明のマザーって、本当だな。
面接官はプロなので、素人の付け焼き刃は見破られてしまう
面接官はプロなので、ネガティブなことを考えてばかりいると、言動に出るのか、完全に見破られる!ここは本当に気をつけたい。人によって違うけど、面接に進む回数は、そうは多くはないので、せっかくなら明るく臨んでしまおう。
もちろん、面接対策はばっちりと。
先輩の迷言「志望動機は完全に覚えろ。逆さまでも言えるくらいに」(笑)を座右の銘として、志望動機、自己アピール、強み、弱み、、、に始まって、色々回答を作成している。
エージェントでも、模擬面接などを実行してくれているので、積極的に活用しよう。
また、面接が終わった後、「失敗した〜(涙)。もうだめだ」と涙ながらでも、面接で受けた質問はメモしておいて、まとめている。他社が同じことを聞くことがあるので。
たぶん、面接官もどこかしらの研修で、面接の仕方を学んでるのではないかと思う。面接する側は、される側より大変そうだ、と思うと、少し親近感が湧いて、若干、緊張が和らぐ気もする。
▼就職氷河期に新卒で就職活動した際に、ラボにあったあの本が、普通に丸善本店にあって、驚いた日曜日。
普段から心がけてること(自分の場合)
人員削減が多い業界にいるので、以下のことは、転職を考えてなくても実行している。
できなくてもいいので、書き出しておくとか、スマホのカレンダーに「履歴書アップデート」を3-6ヶ月ごとにアラートが出るように設定するなど、目に付くようにしてみると良いかも。できなくても、意識するだけでも違うので、アラート設定はおすすめ。
- 履歴書、職務経歴書(日本語・英語)は3ヶ月に1度は見直して、アップデートする。
- 1~2年に1度はTOEICを受験する(特に、試験改定の時は必ず受験)。
- 英語の電話会議が必要な業務もあるので、ビジネス英語でなくてもいいので、オンライン英会話を継続する。
- もちろん、自分の専門を磨く。業務時間を利用しまくる。
- スクワットなどで基礎体力を維持する(加齢もあるので、維持できればいい、くらいの気持ちで継続する。)
キャリアコンサルタントへの相談
5年ほど前、キャリアコンサルタントは国家資格ではなかったのだけど、キャリアコンサルタントという人たちがいることを知ったのが、このキャリアカウンセリング。
▼内幸町または新橋駅から徒歩圏内
当時は、録音することに承諾すれば、60分間、無料でキャリアカウンセリングを受けられたのだが、調べたところ、今も受講可能らしい。ただし、エントリーの際に、職業や今の状況などを記載する必要がある。
カウンセリングを受ける際、緊張すると思うので簡単なメモでも作っておいて良かった記憶がある。
ただし、キャリアコンサルタントは各業界や職種について、全てを把握しているわけでないので、あくまで自分の中のキャリア(人生)と客観的に向き合うための機会を産み出すきっかけにをくれるようなひと、と思った方が良い。
頭の中で、ぐるぐると転職を含む人生のことを考えてると、デフレスパイラル並に沈んだり疲れたりするので、アウトプットするのが大切なような気がする(個人の感想です。)。親や友人でも良いけど、バイアスがかかるので、全く関係ない人の方が良い気がする。
キャリアコンサルタントに限らず、オンラインのキャリア含むカウンセリングなども多くあるので、利用してみると良いのでは?
何人かと話すと、自分と相性のいい人が見つかったりする。
退職前にすべきことを確認する
仕事を辞める前にしておくべきこと、というと、一番有名なのは「クレジットカード作成」かもしれないが、いろんなサイトがまとめてくれているので、参考にすると良いと思う。
▼退職前は誰しも動揺してるので、図解はありがたいです。
いろんなひとがいるんだな、と、気分が明るくなる本
仕事で悩んだときに、気分が明るくなった本(個人の感想)も、備忘録として残しておく。
▼ご存知、2ちゃんねる創業者「ひろゆき」こと、西村博之さんの著書。
会社員を辞めたくなるような内容もあるけど(笑)、「ベーシック・インカムの試算」など、真面目な内容も。
実はおすすめは、最後の方にある、ひろゆきおすすめの映画10本である。
▼ネタバレになるけど、1位はこの、インド映画。
尾原和啓さんのこの本。著者がマッキンゼーなどに勤務された経験がある時点で、自分とは全然関係ないや、と思う人もいると思うけど、名言が多い。
「その不安は正しい」など。詳細は本を読んでほしいけど、尾原さんがモテなくて、男性の少ない社交ダンスを習って、100人以上の人と踊って、今の奥さんと出会ったという戦略的結婚(?)の話も面白かったし、PDCA全盛期に、「DCを繰り返したもん勝ち」という、ここ最近ではメジャーになってる考えを伝えてるのも良かった。
▼人見知りには厳しいと思ったけど、明るい内容の本で、意外なことに面白かった。
どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: Kindle版
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『働く理由』シリーズ。
このシリーズは、帰国して無職になり、途方に暮れていた際、海外で失業し、無職になっていた、のちに同じ会社(日本)で働くことになった方が教えてくれた名著。
疲れてる脳でも読みやすい大きさで、古今東西の名言、そして、それに付随するエッセーが書かれてる。
▼10年経過したけど、今だに手放せない、稀有な本。1年に1度はパラパラめくりながら読んでいる。
- 作者: 戸田智弘
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
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▼もちろん、これも持ってる♪
- 作者: 戸田智弘
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- 発売日: 2008/12/20
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▼なんと!今回、記事を書くにあたって、新刊を発見。週末、読むか。
転職活動で疲労困憊のときは、ひたすら寝る
このひとのように。
何をするにも健康第一。
寝よっかな。
— A1理論 (@A1riron) August 16, 2019
俺の花金は爆睡(笑)
様々な理由で失業したひとのために、家賃補助制度についてブログを書いてくださっていたので、リンクを貼っておきますね。