アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

【東京駅】印象派からその先へ〜世界に誇る吉野石膏コレクション(1) 三菱一号館美術館【2020年1月20日(月)まで】

三菱一号館美術館で開催中の「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション」展のブロガー内覧会に参加させていただきました。
大手建材メーカーの吉野石膏株式会社が有する美術コレクションで、普段は山形県に足を運ばないとなかなか鑑賞できない貴重なコレクションだそうです。

会期:2019年10月30日(水)~2020年1月20日(月)

開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで(1月3日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)

休館日:月曜日、12月31日、1月1日(但し、祝日・振替休日の場合、1月20日トークフリーデーの11月25日と12月30日は開館)←空いている可能性が高い日ですぞ!

入館料:一般1,700円、高校・大学生1,000円、小・中学生500円

このページをチェックしてから向かうと良いかも

三菱一号館美術館さんの展覧会はいつも特設サイトを作ってくださっているのですが、いかんせん、凝りすぎてて探しにくいことも。

まず、行き方。雨や寒い日は、東京駅丸の内の地下道と直接つながっているので、そちらで行くと凍えずに向かえますよ〜。

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▼そして、今回の吉野石膏コレクション展のみどころもまとめてくださってます。

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▼展覧会のトップページ

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▼もちろん、三菱一号館美術館ミュージアムショップにも置いてありますが、高橋館長さん著の「美術館の舞台裏:魅せる展覧会を作るには」(ちくま新書)を読むと、展覧会を作ってくださってる皆さんの気持ちもわかって楽しさ倍増。なにより、高橋館長の文章が勢いがあって、あっという間に読めました。

 

 

 印象派は省エネ!?

今回のブロガー内覧会もTakさんがファシリテーター、 そして、企画をご担当された岩瀬慧学芸員さんがお話を聞かせてくださいました。

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最初に驚いたのが、普通の油彩は100ルクス程度の照明を使用しているそうですが、今回の展覧会では70ルクスまで落とされていること。理由は「白色が眩しく光るとよく見えないから」とのことです。

第一回印象派展に展示された作品も!

1874年に、後に「第一回印象派展」と呼ばれるようになった展覧会が開催され、有名なモネの《印象・日の出》などと一緒に展示された《庭で犬を膝に抱いて読書する少女》も展示されています。

ルノワールの初期の作品だそうですが、少女が犬を膝に乗せて読書している、穏やかな光景が、ふんわりとした筆致で描かれてます。

▼《庭で犬を膝に抱いて読書する少女》

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シスレーの遺族のために行われた展覧会兼オークションで展示された2作品の再会

アルフレッド・シスレーは60歳で他界したのですが、晩年まで経済的には恵まれなかったそうです(シスレー好きの私は涙)。そんなシスレーの遺族を心配したモネを中心とする画塾仲間が作品を提供して、展覧会兼オークションを開催し、売り上げをシスレーの遺族に渡したそうです。心温まる、いい話ですね。
その展覧会に出品された2作品が三菱一号館美術館で再会しているのです。

▼《箒をもつ女》オーギュスト・ルノワール

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▼《ロワン川沿いの小屋、夕べ》アルフレッド・シスレー

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この追悼オークションでは、シスレーの追悼らしく、シスレーの作品が最高額9,000フランで購入されたそうです(参考価格ですが、モネなどは4,000フランだったそうです。)。

今回の展覧会では、シスレーの作品のみの部屋、ピサロの作品のみの部屋もあり、それぞれのファンにも嬉しい展覧会となっています。もちろん、ファンでなくても、寒い季節に、気持ちが明るくなるような作品に気づかれると思います。

 ▼三菱一号館美術館学芸員の安井さんの「モネ作品集」は、描かれた年代と場所がまとまっていて、地図音痴の私でもわかりやすかったです。

モネ作品集

モネ作品集

 

 

無料で作れる丸の内カードでプレミアムフライデーは1700円の入館料が1000円に!

11月29日(金)、12月27日(金)は、丸の内カードを持ってる方は、なんと入館
料が1000円に!
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丸の内カード(クレジットカード機能なしもあります)は無料で、丸ビルの地下一階などで作れますよ〜。

▼丸ビルB1階丸の内カードカウンターまたは、新有楽町ビル1階丸の内カードカウンターで無料で即時に作れます(15歳以上が対象)。普段から、三菱一号館美術館が200円引きになる上、他にも特典が色々あるので、とってもお得です。

www.marucard.jp

▼有楽町のビックカメラで展示品を試してみて、軽さと視野の明るさで、年末までに買ってしまうと思う、美術館用双眼鏡。 

 色々なお話を伺いました。
続きはこちら。

mooi-desu.com