アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

【東京駅】印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション(3) 三菱一号館美術館【2020年1月20日(月)まで】

いよいよ明日1月20日(月)21時で閉幕となる、「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション」展。

 

私個人は、ブロガー内覧会も含めると、4回も訪問してしまいました(汗)。
とても良い展覧会だったので、閉幕前日で恐縮ですが、ご紹介を。

*ブロガー内覧会で、特別に許可を得て撮影させていただいております。

 

▼展覧会概要はこちらの公式サイトでご確認を。

mimt.jp

会場の色は、誰の絵の色から決まったのか?

一番広い展示室の壁の色はカラフル!ブロガー内覧会で教えていただいたのですが、この展示室にある作品に使用されている色を使ってるそうです。でも、その作品は内緒、ということでした。
印象派、ポスト印象派ゴッホ、そしてマネなど、豪華メンバーの作品がずらっと並んでいて、曲線の壁もあり、幻想的な展示室でした。

▼左から、ルノワールドガ、メアリー・カサットの作品。赤とピンクの壁に似合っています。

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▼部屋の別の壁面の色は緑。

クロード・モネ《睡蓮》

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最初の2回の鑑賞では、この絵に使用されてる色かなと思ったのですが、、、。

ピエール=オーギュスト・ルノワール《赤いブラウスを着た花帽子の女》

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▼《箒をもつ女》でも使用されてるような感じもしてきて、、、

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一緒に鑑賞した友人と話して、結局、印象派の作品のほとんどが、会場の壁に使用されている、赤、ピンク、緑を含んでいるような気がしました。
みなさんは、どう思われましたか?

ぜひ、足を運ばれて、考えてみてくださいね。

▼私のイチオシ!!印象派の画家たちもヘンタイ だったのか!?

美術に詳しい=知的、というイメージをぶっ壊してくれた本。

ヘンタイ美術館

ヘンタイ美術館

 

 シスレーの部屋が!

私の一番好きな画家のひとりがアルフレッド・シスレー。今回の展覧会では、シスレーの部屋があります(ピサロの部屋もあるので、比べて見られる、良い機会となってます)。

シスレーの描く、空や川を見ていると、心が穏やかになってきます。小さく人々が描かれてることが多いのですが、その人々の普段の生活が想像できるようなところも好きです。

▼《モレのポプラ並木》

最初はシスレーらしいポプラ並木と空だなあ、と思って見ていましたが、少し遠近法が不思議な感じもします。右のポプラ並木には奥行きを感じますが、手前のポプラ並木たちは空と馴染んでいるようにも見えるような?

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▼《モレ=シュル=ロワン、朝の光》

この町にシスレーは住んでいて、「モレの巨匠」と呼ばれていたとか。水面は、よく見ると、「筆触分離」という画法によって、色々な色を混ぜないで描かれてるので、少し目を凝らして見てみると楽しいですよ。離れて見ると、私たちの脳の中で色が自然に混ぜられて見えるそうです。

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▼《マントからショワジ=ル=ロワへの道》
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ゴッホも気軽に見られる!

三菱一号館美術館さんの公式instagramなどでもご紹介されていましたが、今回の展覧会では、ゴッホの《雪原で薪を運ぶ人々》1884年 と 《静物、白い花瓶のバラ》1886年 の2点を鑑賞することができます!
記憶に新しい、大人気のまま閉幕した、上野の森美術館の「ゴッホ」展のように、大行列に並ばなくても見られますよ。
▼《雪原で薪を運ぶ人々》

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▼《静物、白い花瓶のバラ》

この絵は、昔の持ち主か画廊で額装されるときに、少し切られてしまったらしい。

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三菱一号館美術館公式instagram

www.instagram.com

▼閉幕してしまいましたが、ゴッホ好きでなくても、ゴッホが好きになってしまうほどの作品群がそろっていた、ゴッホ

go-go-gogh.jp

上野の森美術館のポスターでは、メトロポリタン美術館所蔵の《糸杉》が使われてましたよね。この本の表紙は、オランダのクレラー=ミュラー美術館所蔵《糸杉と星の見える夜》。

もっと知りたいゴッホ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
 

 

最終日は月曜日で休館と思ってる人も多いので、狙い目!

東京駅丸の内側の地下道から直結なので、寒い日も雨の日も安心の三菱一号館美術館

今回の展覧会は珍しく、月曜日が最終日。三菱一号館美術館も月曜日休館が多いので、休館だと思われてる方が多いと思いますので、21時まで開館、夢の月曜日の最終日。

お仕事帰りに立ち寄って、ブルーマンデーを吹き飛ばしませんか。

過去記事もご参考になさってください

mooi-desu.com

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