アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

【雑記】「ありがとうの届け方ー言葉と形で伝える感謝の気持ち」堤信子

 

在宅勤務になって、本当だったら毎日でもブログを更新していたはずなのに・・・と後悔しているMooiです。

はてなに引っ越す前まで、15年以上続けているブログ(かなり断続的)では、その時の気持ちを綴っていて、日記のような感じになっていました。

日記のようなブログサイトで、なにげない毎日の生活がみんなとつながる、という個人事業主の方が運営されていました。今で言うオフ会も多く、都内のひとだけでなく、関西や四国の方とも現地でお会いしたのを思い出します。

ブログを始めたのは、修士を終えて就職したものの、時は就職氷河期。女性が正社員の研究職なんて難しい時代で、国の研究機関で任期付研究員をしていた頃。新卒早々、プロジェクトが終わる5年後にはどうなるのだろう、論文を出さなくては、と不安な日々でした。

そんな時に出会ったのが、そのブログサイトでした。当時はヨーロッパへの留学に憧れていたので、留学されている方のブログを検索して、そのブログサイトにたどり着いた記憶があります。
お互いうさぎを飼っていることから仲良くなった香川県在住の方、万華鏡作家の大阪在住の方、すごく美人でモデルさんみたいな方や、ぶっとんだ日記を書いているひと、実は徒歩15分くらいのマンションに住んでいた方・・・。色々な方にお会いしました。

会う時、特にルールも何もないのに、オフ会はプレゼント交換と化すことが多かったです。

そんなオフ会前、普段、離れた場所で、まだ会ったこともない人同士が、お互いの日記を読んで、「このひとはこういうの、好きかなあ。」と想像して、おみやげを探すのが本当に楽しい時間でした。

オフ会の時に参考になったのが、堤信子さんの『「ありがとう」の届け方ー言葉と形で伝える感謝の気持ち』と言う本でした。

▼残念ながら絶版のようですが、図書館や古書店にはありそう?


「ありがとう」の届け方―言葉と形で伝える感謝の気持ち

堤信子さん、今はフリーアナウンサーですが、私が子供の頃は「ズームイン朝!」で福岡担当のアナウンサーでした。「のんちゃん」というあだ名で、とてもかわいらしい方だったのを覚えています。そんな堤さんは、手紙を書くのが大好き!レターセットやスタンプもたくさん持っていて、すぐにお礼の手紙を書けるよう、スーツケースにまとめて収納されていたのも印象的です。手紙に、相手の方の負担にならない程度の贈り物を添える、そんな方法が紹介されています。手作りのケーキやお茶をご自身でかわいくラッピングされている様子も素敵でした(今だと過剰包装って怒られそうですが)。出張の多いアナウンサーのお仕事を活かした各地のおいしいものを贈ったり(お取り寄せ文化がそこまで盛んではなかった時代なので)。ご家族へのプレゼントにまつわるお話も。

お誕生日を忘れないように、帰国子女の堤さんらしく、「バースデーブック」に、ご友人やお知り合いの誕生日を記入されて管理されている点も参考になりました。今ならiPhoneのカレンダーに入れて、「1年ごとに通知」の設定で済んでしまいますが、つい10年前までは手書きで管理していたのが懐かしいです。だいぶ後になってオランダに住んだ際に、ラボやミュージアムショップなどにも「バースデーブック」が置いてあり、ヨーロッパの人には馴染み深いものであることを知りました。

堤さん、ご家族への贈り物も色々工夫されていました。堤さんが独身時代に旦那さんにプレゼントしたネクタイを下駄の鼻緒に再利用したり、「逆・故郷愛情便」という、遠く離れて暮らすお母様に送る小包も。

新型コロナウイルスの影響で、知人や友人も会う機会が減り、何かを贈るにも、宅配便で対面になるのは申し訳ないし(運送屋さんにも友人知人にも)、と思い、twitterで見つけた柊ユウさんのnoteを拝読して、ポスト投函してくれる丸山珈琲のコーヒーバッグ7種セットを送りました。残念ながら手紙を付けることはできませんでしたが、少しでも家で過ごす時間が楽しくなれば、と考える時間は、とても楽しかったです。

note.com

帰国してからあっという間の10年。転職も多く、落ち着かない日々が続き、お祝い事、お悔やみごとへの手紙を書く機会も減りました。在宅勤務になり、少し時間ができたので、大事なひとへの「ありがとう」の届け方を考える時間を楽しんでいます。

 #おうち時間

#StayAtHome