アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

【上野】藝大コレクション-藝大年代記(クロニクル)では、一般440円で国宝もあの画家の自画像も「あの鮭」も!隣では猫展も!【予約不要】

上野の展覧会は混んでいる、というイメージを払拭したいMooiです。

 Twitterでも紹介させていただきましたが、Go to トラベルで東京にいらっしゃって、「展覧会は見たいけど、東京、特に上野の展覧会は混んでそう。予約も面倒そう。」という方に是非おすすめしたい展覧会が「藝大コレクション-藝大年代記(クロニクル)」です。

申し上げにくいのですが、上野の展覧会名物の行列はありません!中も広々としているのでソーシャルディスタンスを確保しながら鑑賞できます。

藝大コレクション-藝大年代記(クロニクル)は一般440円!

会期:2020年9月26日(土) - 10月25日(日)
開館時間:午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日:月曜日

観覧料:一般440円(330円)、大学生110円(60円)、高校生以下及び18歳未満は無料

▼藝大美術館のホームページはとても地味ですが、その分、展示品はキラキラ輝いています。

www.geidai.ac.jp

▼卒業生の「自画像」や上村松園《序の舞》、狩野芳崖の《悲母観音》、そして、高橋由一《鮭》もこっそり混ざっています。上村松園《序の舞》は、この展覧会の後、しばらくはお目にかかれないとか。

また、新所蔵品・高村光太郎作の木彫《蓮根》もお見逃しなく!

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平櫛田中さんのコレクションのひとつ、魚の干物や煮干しの木彫、宮本理三郎《海幸》は、双眼鏡で拡大しても、本物にしか見えませんでした。

自画像では、佐伯祐三が一番オーラが出てるイケメンのように思えました。一方で、横浜美術館の展覧会でファンになった、かわいらしい版画が多い駒井哲郎さんの自画像が「目が白目で病んでいる」ように見える、黒と青が基調の作品だったのは密かにショックでした。1番ショックだったのが、女性の自画像が1つだけだったこと。留学生でした。そういう時代がほんの数十年前だったことを再認識して、自分が大学や院で、男性と同じように学べる時代に生まれて良かった、と感じました。

mooi-desu.com

 

 

▼困ったときは誠実かつ堅実に展覧会を紹介してくださるyamasanのブログでチェックするMooiです。

こちらには、展覧会会場のお写真も掲載されています。

deutschland-ostundwest.blogspot.com

 

 ▼そして、タラ夫さんも、「魚つながり?」で、来館されていました。

note.com

私の筆が遅すぎて、同じ敷地内の陳列館で開催されていた「ブンポニチ/文保日・展 feat.屏風」展は残念ながら終了してしまいました。

藝大の猫展2020は開催中!

藝大美術館と同じ敷地内の「藝大アートプラザ」で開催されている、作品全てが購入可能という「藝大の猫展2020」は、猫好きはマスト!の展覧会です。

会期:2020年9月19日 (土) - 11月15日 (日)

開館時間:11:00 - 18:00
入場無料
休業日: 9月23日(水)、28日(月)、10月5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月)、11月2日(月)、9日(月)

artplaza.geidai.ac.jp

 

▼あくびをしている猫が出迎えてくれます!

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▼所狭しと、ネコの作品だらけ!

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▼この展示、店長の伊藤久美子さんの記事によると、鑑賞者と猫の目が合うように、キャットウォークを意識して展示したそうです。

artplaza.geidai.ac.jp

行楽の秋、新型コロナウイルスの感染対策ができる藝大美術館周辺で、ソーシャルディスタンシングを保ちながら、かつて学生だった画家たちの自画像と向き合いながら、ご自分の学生時代に思いを馳せるのはいかがでしょうか。