上野の展覧会は混んでいる、というイメージを払拭したいMooiです。
Twitterでも紹介させていただきましたが、Go to トラベルで東京にいらっしゃって、「展覧会は見たいけど、東京、特に上野の展覧会は混んでそう。予約も面倒そう。」という方に是非おすすめしたい展覧会が「藝大コレクション-藝大年代記(クロニクル)」です。
申し上げにくいのですが、上野の展覧会名物の行列はありません!中も広々としているのでソーシャルディスタンスを確保しながら鑑賞できます。
今、展覧会に行ったことがないという人に聞かれたら、真っ先に紹介する展覧会。事前予約不要、入館料はお得、さらにカラーの解説付きパンフレットまでいただける。そして…申し上げにくいのですが、混雑しにくいので、新型コロナ対策バッチリ、上野の展覧会=混むのが嫌、というイメージも払拭。 https://t.co/xQqnqmcxrj
— Berlaarstraat (@Berlaarstraat1) 2020年10月10日
藝大コレクション-藝大年代記(クロニクル)は一般440円!
会期:2020年9月26日(土) - 10月25日(日)
開館時間:午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般440円(330円)、大学生110円(60円)、高校生以下及び18歳未満は無料
▼藝大美術館のホームページはとても地味ですが、その分、展示品はキラキラ輝いています。
▼卒業生の「自画像」や上村松園《序の舞》、狩野芳崖の《悲母観音》、そして、高橋由一《鮭》もこっそり混ざっています。上村松園《序の舞》は、この展覧会の後、しばらくはお目にかかれないとか。
また、新所蔵品・高村光太郎作の木彫《蓮根》もお見逃しなく!
平櫛田中さんのコレクションのひとつ、魚の干物や煮干しの木彫、宮本理三郎《海幸》は、双眼鏡で拡大しても、本物にしか見えませんでした。
自画像では、佐伯祐三が一番オーラが出てるイケメンのように思えました。一方で、横浜美術館の展覧会でファンになった、かわいらしい版画が多い駒井哲郎さんの自画像が「目が白目で病んでいる」ように見える、黒と青が基調の作品だったのは密かにショックでした。1番ショックだったのが、女性の自画像が1つだけだったこと。留学生でした。そういう時代がほんの数十年前だったことを再認識して、自分が大学や院で、男性と同じように学べる時代に生まれて良かった、と感じました。
▼困ったときは誠実かつ堅実に展覧会を紹介してくださるyamasanのブログでチェックするMooiです。
こちらには、展覧会会場のお写真も掲載されています。
deutschland-ostundwest.blogspot.com
▼そして、タラ夫さんも、「魚つながり?」で、来館されていました。
私の筆が遅すぎて、同じ敷地内の陳列館で開催されていた「ブンポニチ/文保日・展 feat.屏風」展は残念ながら終了してしまいました。
藝大の猫展2020は開催中!
藝大美術館と同じ敷地内の「藝大アートプラザ」で開催されている、作品全てが購入可能という「藝大の猫展2020」は、猫好きはマスト!の展覧会です。
会期:2020年9月19日 (土) - 11月15日 (日)
開館時間:11:00 - 18:00
入場無料
休業日: 9月23日(水)、28日(月)、10月5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月)、11月2日(月)、9日(月)
▼あくびをしている猫が出迎えてくれます!
▼所狭しと、ネコの作品だらけ!
▼この展示、店長の伊藤久美子さんの記事によると、鑑賞者と猫の目が合うように、キャットウォークを意識して展示したそうです。
一人で行ったので、撮れませんでしたが、面白いフレームだと思いました!
— Berlaarstraat (@Berlaarstraat1) 2020年10月12日
"アクリル板にたんぽぽの綿毛が1万本植えられており、鑑賞者は綿毛の隙間から顔を覗かせながら撮影し、作品の一部となることができます。" https://t.co/KLtiE5NFU9
行楽の秋、新型コロナウイルスの感染対策ができる藝大美術館周辺で、ソーシャルディスタンシングを保ちながら、かつて学生だった画家たちの自画像と向き合いながら、ご自分の学生時代に思いを馳せるのはいかがでしょうか。