あけましておめでとうございます。
気づいたら一月も半ばを過ぎているのに、ひとつもブログ記事を書かずに終わっていたMooiです。
昨晩、いつも通り、テレビ東京(映らないエリアの方、すいません。)の『新・美の巨人たち』を見て、新しいロマンスカーの車両を設計されたという、建築家・岡部憲明さんのお話を湯上りに話半分で聞いていました。
そんな時、ロマンスカーをデザインするにあたって影響を与えた作家、作品として、横浜美術館で開催中の「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」の一番最初に展示されている、この作品が登場しました!おおお!いきなりテンションが上がりました。
*特別に許可を得て撮影させていただいております。
▼コンスタンティン・ブランクーシ《空間の鳥》(1926年(1982年鋳造))
金色のスーッとした作品です。ここだけ静寂感が漂っているというか、気温も違うのではないか、と感じるような異世界になっていたので、よく覚えています。
▼横から撮影すると、鳥の胸っぽく見えます。学芸員さんの説明の受け売りですが(すいません。最初はくちばしかな、と思ってました。)。
番組内で、岡部憲明さんご自身が説明されていたのですが、2018年から走行しているロマンスカー・GSE(70000形)の流体的なデザインは、コンスタンティン・ブランクーシの作品の影響を受けているそうです。
▼ロマンスカー・GSE(70000形)は、つるんとした形のオレンジ色の車両です。
“優雅な”=“Graceful”。GSE(Graceful Super Express)が愛称です。
愛称に偽りなく、優雅なデザイン、走行風景。動画を見ていたら、箱根に行きたくなってしまいました。Mooi宅は神奈川県よりなので、ロマンスカーはほとんど使いませんが、一時間かけて新宿に向かって乗ってみたいような優美な車両です。うっとり。
コロナ禍が明けたら、ロマンスカーで箱根に旅に出たい!ポーラ美術館にも行きたい!なんて、妄想が爆発してしまいました。
▼番組内でも紹介された、四季折々のロマンスカーを撮影されている関口倫正さんの動画が素晴らしいです。この車両のデザインの美しさ全てが出ている映像ではないでしょうか。
▼『ロマンスカー・ GSE(70000形)』の放送回のサイト
再放送はBSテレビ東京のみの放送ですが、1月23日(土)23時30分〜0時です。
▼読売新聞に《空間の鳥》が紹介されていました。こちらも興味深い記事です。
▼現在開催中の展覧会「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」の記事はこちら。残念ながら横浜に向かえない方も楽しめる、アプリや記事、動画が豊富ですので、ご覧になっていただけると嬉しいです。
▼同時開催中のコレクション展では、改めて横浜美術館の所蔵品の幅広さ、そして、後世に地元・横浜の歴史を継承する美術館であることを再認識しました。
改修による長期休館前に、もう一度、横浜美術館にも行きたいなぁ。