アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

【渋谷パルコ】「ドラえもん 1コマ拡大鑑賞展」4月18日(日)まで

小さい頃は、アニメのドラえもんを見逃すと、今でいう、ギャン泣きをして祖母を困らせていたMooiです。

ドラえもん 1コマ拡大鑑賞展」は、幼少期から見ている「ドラえもん」とは違う、芸術としてのドラえもんを教えてくれる、未来の展覧会でした!

概要

ドラえもん 1コマ拡大鑑賞展

会場:渋谷パルコ8F ほぼ日曜日

会期:2021年3月13日(土)〜2021年4月18日(日)

開館時間:11時〜20時

入場料:無料

(現在、緊急事態宣言下にあるため、新型コロナ対策をなさって、気を付けてお越しください。会場にはアルコールの消毒液も設置されていました。)

[blogcard url="https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/3946.html"]

一コマだけでも伝わってくるキャラクターの感情、構成。前後のストーリーまで思い出させる一コマまで。

いつもの一コマを切り取って、額装すると、美術館の作品にも負けない芸術作品でもあるという一面が見えてきます。

また、会場に展示されている作品はすべて、 藤子・F・不二雄先生が描いた「原画」を 高解像度でスキャンし、 拡大して印刷・額装したものです。

入口には英語でも展覧会の説明があります。「次は川崎にある藤子・F・不二雄ミュージアムで!」と表記されているように、川崎にある藤子・F・不二雄ミュージアムの紹介となる展覧会でもあります。

会場は「漫画表現」、「構図」、「顔・表情」など、いくつかのテーマに分けられていますが、一空間なので、自由に行き来できます。

コロコロコミックなどに掲載された際の一コマなので、基本的に白黒なので、未来の水墨画かもしれません。

まず、会場で撮影させていただいたドラえもんの作品をご紹介します。

額装した作品の下に、実際の原画の大きさを示す四角形が示されています。この大きさだとこんなによく修正箇所などの「筆跡」は確認できませんね。

このシーンに至っては、ドラえもんを描いている線が手書きで一本一本違うのが確認できます。

コロナ禍だと心配になるドラえもんのくしゃみ(笑)。 当時は全く不思議に思わなかったけど、ロボットなのにくしゃみするのも面白い。

のび太のママが「ロッピャクマンエン!?」と驚くコマは、台詞にふさわしくゴージャスな額縁でした。

吹き出しの文字のフォントや目の中の模様(?)で、のび太のママ驚いている様子がよく伝わってきます。

他の作品と並んでいると、一層、額縁のゴージャス感がわかります(笑)。

そして、やっぱりのび太。普段はだらだらしていますが、表情豊かです。泣くのをこらえる表情だったり、何かに挑む凛々しい表情だったり、ドラえもんが未来に帰ったのに頼ろうとして、ハッと気づく表情も。

個人的に好きなのび太とおばあちゃんのシーン。この一コマを見ただけでも涙が出そうになりました。

おばあちゃん、大きくなったのび太くんにも会いたかったんだろうなぁ(大きくなったのび太が目の前にいるけど、未来から来たのび太には気付かないシーン。)。

各作品に合わせた額装も、この展覧会の見どころ。 額縁を見つけるのにもご苦労されたとか。

この展覧会の「いいな。」と思った点のひとつは、額装されてる一コマが必ずしも、誰もが知ってる映画のクライマックスやドラえもんに泣きつくのび太ではないところ。何気ない一コマがストーリーを作っていることを教えてくれました。

年代を超えたファンに向けたグッズがたくさん!

鑑賞後は、たくさんのドラえもんグッズに出会えます!こんなにたくさんのドラえもんグッズを見たのは初めてです。

内覧会なのも忘れて大興奮してしまいました。

どこでもドアのフォトフレーム、いとこの子供に贈りたいな。

「暗記パン」が作れるホットプレートこれも欲しかったです。

タイム風呂敷!!仕事の締め切り前に使いたいです。

ネットでも話題になり、若いひとたちが好きな「きれいなジャイアン」のクッションも!

ロルバーンとのコラボノートを購入。もったいなくて使えない(汗)。

ほとんどのグッズは、川崎の藤子・F・ミュージアムで取り扱いされており、ミュージアムにはさらに特別なグッズが販売されてるそうです。行かなくちゃ!

4月7日発売予定のドラえもん史上初の本格美術画集は、豪華仕様で、何より世界中のファンが読める全文英訳付き!

4月7日には、『ドラえもん』史上初の本格美術画集も出版されるそうです。展示されている見本を拝見しましたが、一コマ一コマの鑑賞に集中できる、一生ものの画集でした。

世界中のファンに向けて、全文英訳付きです。

それもそのはず。ドラえもんは世界中で放送されているのです!

オランダにいた頃の同僚が、バルセロナ出身だったのですが、"Dorayaki!!"って言われた時は本当に驚きました。

「子供の頃からテレビで見てたよ。」とのこと。

豪華な装幀、豪華なメンバーによる解説はもちろんなのですが、編集者からのおすすめ情報に、小学館の皆さんの気合いを感じました。

製作時の藤子・F・不二雄さんにも会える画集のようです。

微妙なペンタッチや墨の濃淡、丁寧にホワイトで修正された跡、かすかに残る鉛筆の線・・・。作者の体温や息づかいさえまで感じられるような生々しい筆致は、一般的な印刷物の2倍にあたる高解像度での撮影によって、初めてご紹介することが可能になりました。それはまるでまるで本物の原稿を手に取り、目の前で観ているような、まったく新しい体験です。 小学館公式サイトより引用

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作者の藤子・F・不二雄さんの写真コーナーも。

作者の藤子・F・不二雄さんの写真コーナーもあり、子供の頃、いろんな雑誌で拝見していたので、懐かしかったです。他界された時は本当にショックでした。「ベレー帽」に「パイプ」という、漫画家のイメージは藤子・F・不二雄さんと手塚治虫さんでできたのだなあ、と実感しました。

子供の頃から、藤子・F・不二雄さんは優しいというイメージでしたが、下記のようなエピソードもあります。

「特にベトナムでのドラえもんの受け入れられ方は、他国とは一線を画しています」と、小学館 国際メディア事業局 国際事業センター室長 斎藤満さんは語る。日本の小学館と正規契約が結ばれる前、ベトナムでは海賊版ではあるが既に広く普及していた。正式契約によって得られた印税を藤子氏が「学びたくても学べない子どもたちの奨学金として使ってほしい」と辞退、「ベトナムの子供たちのためのドラえもん教育基金」が設立され、これまでに1万人以上の学びたいと願う児童を支援してきた。

 

それじゃあ、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムで。

展覧会でもショップでもドラえもん尽くしなのですが、やっぱり川崎のミュージアムが気になります。

会場では、通常の日時予約制ではない、期間中はいつでも使用できる特別なチケットが販売されていました。

「ほぼ日曜日」の皆さんが藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れた時の様子が楽しく紹介されていて、次の週末にでもすぐに向かいたくなりました!

[blogcard url="http://fujiko-museum.com/"]

4階のほぼ日カルチャんショップでもドラえもんグッズが扱われているので、お見逃しなく!

ほぼ日カルチャんショップでもほぼ日手帳など、ドラえもんグッズが扱われています。

下りエスカレーターの目の前にあるので、わかりやすいです。

展覧会のポスターと一緒に展示されるドラえもんとコラボした「ほぼ日手帳

ディスプレイされている手帳には、8階の展覧会について書かれていたり、ドラえもんのスタンプが押されています。ほぼ日のTOBICHIもそうですが、「ほぼ日曜日」さんて、ディスプレイも凝っているんですよね。

[blogcard url="https://www.1101.com/hobonichi_culturen/"]

盛りだくさんで紹介しきれなかったのですが、未来の美術館・博物館には、《ドラえもん》として、《人物鳥獣戯画》などと並んで展示されているのかなあと想像してしまうような展覧会でした。

緊急事態宣言明けにでも、川崎市ミュージアムに向かいたいと思います!

追記:現在、映画「トキワ荘の青春 デジタルリマスター版」も公開中!

「ほぼ日カルチャん」のサイトで発見したのですが、なんと現在、映画「トキワ荘の青春 デジタルリマスター版」が上映中です!

トキワ荘と言えば、漫画の神様・手塚治虫さんが住んでいた、かつて東京にあった古いアパート。

そこに集う、「ドラえもん」の作者の藤子・F・不二雄さん、「笑ゥせぇるすまん」の作者の安孫子素雄藤子不二雄Ⓐさん含む、漫画に情熱を傾ける若い漫画家たち。いかにも青春て感じがしませんか。

Mooiの家の近くの映画館でも上映中なので、早速、向かって観たいと思います!!

[blogcard url="https://www.1101.com/hobonichi_culturen/recommend/movie/0146.html"]

東京都豊島区にあった、伝説のアパート「トキワ荘」。 “漫画の神様”手塚治虫が暮らしたこのアパートに集った若き漫画家たち。金も仕事もなく、食べるものにも事欠く毎日ながら、漫画に賭ける情熱だけは誰にも負けなかった。 公式サイトより引用

映画「トキワ荘の青春 デジタルリマスター版」公式サイト

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