アーモンドの花を探しに

アムステルダムに住んでいたのら博士(理学)のMooiが好きなことやひとりごとを書いてます。2020年4月に国家資格キャリアコンサルタントを取得し、お役に立ちたいと考え中。

小村雪岱を訪ねてカワセミに出会う

都内で小村雪岱の展覧会が2件、開催中なので、2月の前半に、はしごしてきました。

三井記念美術館で開催中の特別展小村雪岱スタイル-江戸の粋から東京モダンへ」と日比谷図書文化館で開催中の「特別展 複製芸術家 小村雪岱〜装幀と挿絵に見る二つの精華」展です。

概要

1)特別展小村雪岱スタイル-江戸の粋から東京モダンへ」

場所:三井記念美術館

会期:2021年2月10日〜4月18日

休館日:月曜日(ただし、2月22日は開館)、2月28日(日)

開館時間:11時〜16時(短くなっているので、ご注意を)

*日時指定予約制です。

[blogcard url="http://www.mitsui-museum.jp/index.html"]

2)特別展 複製芸術家 小村雪岱〜装幀と挿絵に見る二つの精華

場所:日比谷図書文化館

会期:2021年1月22日(金)~3月23日(火)

休館日 :2月15日(月)、3月15日(月)

開室時間:月曜日~木曜日 午前10時~午後7時、金曜日 午前10時~午後8時、土曜日 午前10時~午後7時、日曜日・祝日 午前10時~午後5時(入室は閉室の30分前まで)

予約なしで入れます。

[blogcard url="https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/museum/exhibition/komurasettai.html"]

三井記念美術館では珍しく、撮影可能な作品があります!

いつもの入口にも消毒液があり、コロナ禍での開催に感謝の気持ちが募りました。

三井記念美術館の作品は、ほぼ撮影禁止なのですが、今回は最初の部屋の作品は撮影可能でした。

泉鏡花の装幀が、物語を想像させるような作品ばかりで驚きました。特に女性が、いかにもこれから何か起こりそうな不思議な雰囲気を出していて、

装幀を見た時点で、すでに物語の中に引き込まれているような気さえしました。

泉鏡花日本橋」(表紙) 装幀:小村雪岱 冊子 1冊 大正3年(1914) 清水三年坂美術館蔵

泉鏡花日本橋』(表紙)に出てくる船を実際に作った作品。小ぶりで可愛らしい船でした。

小型船舶免許を持っている身としては、「乗ってみたい!」とテンションが上がりました。

小村雪岱 《雪の朝》 木版多色刷 1枚 昭和16年(1941)頃 個人(ということは今後なかなか見られない?)がとても素敵で、ポストカードを購入してしまいました。

作品を見ているうちに、誰か日本画の人に似てるなあと思ったら、下村観山のもとで学ばれていたと知り、「似てる!」と興奮気味に。

清水三年坂美術館の作品が多く、再訪問できる日は来るのかな、と一昨年の京都旅行の際に行かなかったことを悔やんでしまいました。

小さな作品も多いので、単眼鏡や双眼鏡必須です。

 

日比谷図書文化館の小村雪岱展は入場料が300円。さらに、併設のPRONTのドリンクチケットが付いているので、実質無料!ドリンクチケットをもらい忘れないように(2/10時点では、会場入口の受付の方の前の箱に入ってました。)

久しぶりに日比谷公園に来ました。三角形の図書館、学生時代はなんだか尖ってる部分が不穏に感じ、中で勉強していても落ち着かなかった記憶がありますが、今では美しい建築だと感じます。

使いにくそうですが(苦笑)。

そんな日比谷図書館文化館へ。

▼柱に小村雪岱展の看板が白黒のシックなデザインで貼られています。図書館という場所柄、カラーの装幀よりも、

モノトーンの新聞の挿絵の方がよかったのかもしれません。

小村雪岱の挿絵に見とれて、左上のドリンクチケットの案内、お見逃しなく!

こちらは撮影禁止なので、写真はありませんが、真田幸治氏所蔵の大量の小村雪岱の作品の中から、厳選された作品を所狭しとばかりに展示してくださっていて、圧倒されます!

新聞の挿絵も多く、実物なので絵も小さくて、最初、裸眼で見て目がしょぼしょぼしましたが、双眼鏡に助けられました。

また、資生堂の《花椿》の表紙まで手がけてらしたことを知り、急に距離が近くなったような気がしました。

昨年末に訪問した、東京都現代美術館で開催されていた展覧会の石岡瑛子さんのことも思い出したり。

泉鏡花『龍蜂集』春陽堂、1923年の鳥がかわいくて、カフェプロント内のショップで、泉鏡花記念館販売のクリアファイルがあり、友人や妹の分まで購入してしまいました。

帰宅して、妹は金沢、つまり泉鏡花記念館のお膝元に住んでいることを思い出し、妹に聞いたところ、「この間の休みに行ったけど、空いてたよ。東京は大変だね。」と言われてしまったのでした。とほほ。

望遠レンズのカメラを構えた集団に出会ったら、カワセミに会えるかも!

日比谷図書文化館に向かう途中、大勢のカメラマンがいて、驚きました。

カルガモ?なんて呑気なことを想像しましたが、カワセミでした!! 早速、美術鑑賞用の双眼鏡で観察しましたが、6倍でもちゃんと見えて感動しました。 ▼私は軽さ重視でビクセンの双眼鏡を使用しています。

冬の枯れた樹木の中に輝くカワセミ。まさに自然の宝石で、逃げないよう、私まで息を止めて、iPhoneの音無しアプリで撮影しました。

みなさんもカワセミに遭遇された際は、望遠レンズで撮影されてる方々の邪魔にならないよう、音無しで撮影しましょう。

カワセミ小村雪岱の表紙に飛んでいてもおかしくないような美しい色でした。

[blogcard url="https://app-liv.jp/hobbies/images/1472/"]

私が使用している音無しカメラアプリは"StageCameraHD Pro"と、"Foodie"です。

Foodieは、食品や人物も明るく撮影できるので頻繁に使用していますが、自然の色で撮影したいときはStageCameraHD Proです。