横浜美術館の長期休館前最後の展覧会に足を運びました。これで3回目なのですが、全く見足りません。2月28日(日)で閉館し、大規模改修のため、2年ほどの休館期間に入るそうです。
20世紀の西洋美術の総括、それも日本の所蔵品だけでの総括という、驚きべき展覧会です。後々、伝説の展覧会となるのではないでしょうか。
面白い試みだと思ったのが、鑑賞者に、横浜美術館の名物作品となっているルネ・マグリット《王様の美術館》から創作した物語を募集したこと。
前回の来館時には入選作が決まっていなかったのですが、先日、足を運んだ際には、3作品が選ばれ、森山未來さんが朗読されてる映像が流れていました。途中、即興のダンスも入り、森山さんの表現力に驚きました。
また、コレクション展では、横浜美術館で人気の下村観山《小倉山》やアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真などをあえて展示せず、横浜の歴史に関わった画家を中心に展示しており、特に版画が充実していました。版画のエリアだけでかなりの滞在じかんになりました。
会場内で、SNSに展覧会の感想をあげると、ポストカードをいただけるキャンペーンが実施されていたので、twitterに感想を書くと、ポストカードの入った封筒をいただきました。
フランシス・ベーコン《座像》でした。実はちょっとベーコンの作品が怖くて苦手なのですが、図録の解説を読んだところ、亡くなった恋人ピーター・レイシーの性格がよく出ている作品のようです。
▼B5変形版なので、私のように手が小さい人でも持ちやすい大きさの図録(やった!)。作品ひとつひとつに解説があるので、作品数が多くて、一度目の来館では見逃してしまった名作にも気付くことができました!
過去に来館した際の記事も少しアップデートしましたので、緊急事態宣言中で来館が難しい方は、そちらも参考になさってください。